【「フォーチュン・クエスト」を振り返る】新4~5巻「真実の王女」編

 

完結後に振り返る「フォーチュン・クエスト」シリーズ。

 

※内容のネタバレを含みます

 

新4~5巻「真実の王女」

 

新2巻からここまでが、大きく一括りの物語。
パステルが大きく成長することになる、読み応えのある話です。

 


 

4巻発行日:1998年3月


 

5巻発行日:1998年11月

 

まずはじめに。ここで書くことは、すべて私の勝手な想像と解釈です。

新3巻で、ギアがかつて所属していたパーティの話をしたとき、自分たちのパーティがパステルたちのパーティと似ていた、って言っていたことを思い出しました。
そして、ずっと気になっていたんですよね。ギアとサニー・デイズが、憎まれ口の叩き合いをするような仲だったということ。私は新3巻のこの部分を読んで、「パステルとトラップじゃん」って思ったわけです。
「仲がいいな、あんたたちは」というギアの言葉。新2巻でも言ったようなセリフを、新4巻でも言っています。新2巻ではパステルたちパーティ全体のことを言っていたけれど、新4巻での「あんたたち」はおそらく、パステルとトラップのこと。
あくまで想像ですが、ギアはパステルとトラップの様子を見て、かつての自分とサニー・デイズの姿を重ね合わせてしまったのではないでしょうか。つまり、ギアはここで、色々と察していると思います。
それに加えて、待っていたのは、ギアにとっては忌まわしいとも思える、塔のクエストというシチュエーション。
過去の自分に囚われてしまっていることに気づいたから、ギアはパステルたちと一緒に行くのをやめたのかな、と思いました。
ギアには、幸せになってくれと思わざるを得ません。

さて、一方でトラップ。言いたいことが多すぎるので、かいつまんで書きます。
新4巻の最初の方で、パーティと離れて王女としてキスキン国に向かわなければならなくなり、不安が隠せないパステル。トラップはさも仕方なさそうな様子で、パステルに付いていこうとします。
これって、新3巻との対比だなと思うのです。
新3巻、急遽呼び出しがかかったためにストロベリーハウスへと向かわなければならなくなった、王女に扮するパステル。トラップはめんどくさがって付いていかず、結局パステルはクレイと一緒に行くことになり、その道中でスワンソンの策略で誘拐されてしまったわけで。トラップはその時、自分も一緒に行っていれば、って思ったのではないでしょうか。やはり、新3巻の件は、トラップの転機の一つだったのかな、なんて想像しました。
そして、新5巻最後の方のシーンで、トラップがパステルに「ギアと結婚するつもりなのか?」って、わざわざ二人きりになって聞いてくるシーン。私はこのシーンが大大大大好きです。トラップ、ものすごく気になってたんだろうなって。普段こんな真剣に何かをパステルに聞くことなんかなかったから、緊張しただろうなって。勇気振り絞って聞いたんだろうなって。
「ギアならおめぇを幸せにしてくれそう」という言葉。それまでのトラップからはあまり想像できないような真っ直ぐなセリフですが、これがトラップの本心なんだろうなと思うのです。
つまりトラップは、自分よりもパステルを幸せにしてくれそうな人がいたら、自分の気持ちよりもパステルの幸せを優先して、潔く身を引いてしまうのかもしれません。
だから、最終回のあのシーン、色々な解釈ができると思うんですよね。多分正解は一つじゃなくて、きっと必ずしも二人の仲が上手くいくとは限らない。全ては、トラップ次第な気がします。
わからないから、私は願望込みで、最終回のあのシーン以降トラップが頑張るだろう、という解釈をしています。
パステルの意思を一番に尊重しようとするトラップの姿勢は、その後もぶれません。根っこにはそんな優しさのあるトラップに、私はやっぱり頑張ってほしいと思うのです。

ギアもトラップもそうですし、パステルやマリーナ、他の人たちも。人間味のようなものを感じる部分が多い「真実の王女」。「フォーチュン・クエスト」シリーズにおいて、大好きな話の一つです。

 

【以下、内容に関する雑多なメモ】
・女の子に声はかけるけどそれ以上はめんどくさいトラップ
・マリーナはお酒強い
・一方でアンドラスは飲めない模様
・さすが騎士の家の出、クレイ。品がある
パステル「まぁーかっこいい」(棒読み) 笑う
・「おれに一緒に行ってやるよ」って、『いかにも仕方なさそう』に言うしかなかったんだろうなぁ。トラップだもんね
・素直なミモザ王女かわいい
・「ヘラヘラしながらイライラしてる」ってなんたる秀逸なボキャブラリー
・マリーナはもう気づいているのだろうか(トラップのこと)
・キットンおかえりー!
・結局ゼンばあさんのところ行かなかったんかーい!!
パステルとしばらく離れ離れで寂しがるルーミィ、なんて愛おしいんだ…もらい泣きしちゃう…
・絵に描いたようなマヌケのメレンゲたち一行
・ダンシング・シミター登場
・そういえばヒポちゃん新シリーズになってから出てきてなかったね
・アクスはここでも出てくる
・アルメシアン寝てたんかい
・ギアVSダンシング・シミター
・誕生日のパステルに、ギアからプレゼント
・「おれも一緒に行くよ」ギアのプロポーズ!!!プロポーズだと気づいていないパステルにギアも苦笑
・数日ぶりにパステルに会えてうれしそうなルーミィ。天使だ
・「ごくろうさん」ってそのシンプルな言葉が良い…
パステルとクレイって思考回路が似ているのだろうか
パステルに話したくて仕方なかったキットンの様子。良いパーティだなぁ
・道中、ミモザ王女にキレたトラップ
・「ボタンはどうやって外すのだ」っていうミモザ姫にどうやって対応したんだ男連中で
・ギアはやっぱり、あんまりパステルを塔に行かせたくなかったのかな。塔のクエストには思い出したくもない思い出もあるから
・一方で、全員で行けばよいと言い切るトラップ
・キットンとトラップの同時ツッコミ。なんだかんだ仲いいなこの二人
・やっぱりトラップはパステルの方度々気にかけてるんだなぁ
・トラップといつも通りの雰囲気になって安堵するパステ
・マダムキラーなだけではないクレイ。もはや全女性キラー
パステルの部屋に忍び込むトラップ(語弊)
・お守りの中身に大興奮して寝不足なパステルとトラップ
・色々考えこんでしまったギア。なんだか切ないな…
・黙って温かく見守ってくれるノルはほんと優しいな…
・頭の方が寂しい反動で眉毛と口ひげがくどいくらい濃いゾラ大臣。パステルの表現がけちょんけちょんで笑う
・「できるシーフの必需品」
・「スケルトン⇒キュギー!」なルーミィの思考回路(4巻参照)
・ちょいちょい褒めたりするからさ、トラップってほんともう…
・冒険の醍醐味満載の塔のクエスト。みんな活き活きしてるのが伝わってくる
・王女様系に弱いって言われちゃうクレイ
・どんな時も食欲を失わないルーミィ(とシロちゃん)、平和の象徴
・ナレオに往復ビンダするパステルとミモザ
・クレイかっこいー!!!
・こんなときにもオグマとサムラの話で大興奮しちゃうきっとぉん…
パステルとトラップのこういうじゃれ合い(じゃれ合い)好きだよ
・「これはあんたの試練だ」ってビシっと言うトラップ。こういう人ってやっぱりパーティとかに必要なんだろうな
・ルーミィの記憶力!
パステルがギアにプロポーズされたことを暴露しちゃうダンシング・シミター→切れたパステル「このスキンヘッド親父」
・キットンのバンザイ魔法きた!!!!!
・トラップ「ラブシーンなら別のところでやれ」言い方
・トラップの金刺コカトリスの注意の引きつけ方
・クレイの剣はシドの剣なんじゃないか疑惑浮上
・ギア「親切だな」→トラップ「あんたもな」 ほほぉ……
・このミモザ姫の挿絵かっこいいな
・ルーミィ「まんもすー」(かわいい)
・トラップはパステルの癖もよくわかっていること
・ダンシング・シミターはやっぱりいい人
パステルよくやったね
・マリーナが一番ほしかったのは、クレイと肩を並べられることだったのかもしれない。完全に満足している人は存在しないのだと、マリーナを見て思う
・マリーナはこの時点で、パステルの気持ちがトラップの方に無意識に向いているかもしれないって思ってたのかもしれない
・トラップ、絶対パステルとマリーナがギアのこと話してるのに気づいて、気になって声かけただろ
・キットンの「パステルの人生はパステルのものです」って言葉好きだな
パステルの変化にちゃんと気づいているクレイはやっぱりリーダー。最終巻のパステルの言葉を借りると、「あなたしかいないよ」
パステルのファーストキス。結局これ誰も見てなかったんだっけ

 

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