【「フォーチュン・クエスト」を振り返る】無印(新装版)5~6巻「大魔術教団の謎」編


完結後に振り返る「フォーチュン・クエスト」シリーズ。

 

※内容のネタバレを含みます

 

無印(新装版)5~6巻「大魔術教団の謎」

 

新装版の表紙、クレイが髪を後ろで一つにくくっている姿がめちゃくちゃ好き。
ちなみにこの話を初めて読んだ当時、キーボード入力があまり得意ではなかった私は、ここで「qwerty」と「asdf」の並びを覚えました。

 

 


5巻発行日:1991年9月

 


6巻発行日:1991年12月

 

今までの話とは一風違った話なんじゃないかなと思います。6巻はモンスターも出てこないですし。
なんとかなった、という結末はわかっていても、ノルが死んでしまうのが悲しすぎて重くて、実はあまり多く読み返せていなかった話です。おもしろい話なのに。
フォーチュン・クエスト」って、誰かが死ぬ描写ってなかなかないんですよね。メンバーの悲しみや後悔、ノルの無念が、痛いほど伝わってきて、ものすごくハラハラしました。それでも前を向いて、いつものドタバタ旅を繰り広げるパステルたちは強いですね。どの巻だったでしょうか。どんなに悲しいことがあっても、お腹は空くし眠くなる、のようなことが書いてあったときがあったと記憶しているけど、この話はまさにそれだなと。
パーティ全員がなんとかしようと奮闘し、色んな偶然にも手助けされて、結果、ノルは無事生き返ることになります。家族のようなパーティの絆の強さに、心が温かくなります。

さて、この話ではトラップとキットンが大活躍します。のちにすっかりパーティの頭脳担当となるキットンですが、キットンが頭を使ってなんとかしようとするのは、この話が最初だったんじゃないでしょうか。
トラップは手品やったりクアーティに接触したり。最後、舞台上で鮮やかにクアーティたちの使ったトリックを暴いていくその姿は、見ていて爽快!
トラップに関しては、最初、吊り橋を勝手に一人で渡っちゃったのをだいぶ後悔したのではないでしょうか。復活屋のところでパステルがぶちぎれて泣いちゃったのも、さすがに反省したのかな、なんて。
これ以降、勝手に単独行動をすることってなくなったんじゃないかな。トラップもだんだん成長していってるんだなと、初期の話を読んで思います。


【以下、内容に関する雑多なメモ】
・ウギルギさまいい人(神様)すぎないですか…
・アラスカパン
・トラップ「いざというとき頼りになるのは自分だけ」
・勝手に吊り橋渡っちゃうトラップ
・ノルううううううううううう(悲涙)
・クレイ、マダムキラー発動(多分初)
・ヒポちゃんお買取
・ライト代わりにされるシロちゃん
・ルーミィのおうちが湖の中だということ、ルーミィのママが空飛べたことが判明
・マダムキラーなだけではないクレイ(リグレク)
・八つ当たりしちゃうパステルの気が済むまで待つトラップ(さすがにトラップの言い方がいけなかったと思う)
・アクスは今回も不憫
・誰からも信頼されるクレイ
・メルううううう
・はぐれそうになるパステルの手を取るトラップと、自己嫌悪にしちゃうパステ
アンドラス初登場
アンドラス「こんな失礼なガキ(トラップ)とお似合いだなんて失言だった」
・マリーナも初登場。クレイいなくてがっかりなマリーナ
パステル「トラップってマリーナのこと好きだったのかも!?」
・練習中のパステルの笑顔にぎょっとしちゃうクレイ
・えろっちぃ衣装着ちゃうパステルさん
・ルーミィとシロちゃんがしぬほどかわいい
・トラップ大奇術団。トラップがめっちゃ頑張る
・ルーミィがストップの呪文言えるようになった。ルーミィもクレイもすごい!!!
・寝る場所がないクレイ超不憫
・髪を後ろでしばるクレイいいよね
・おねむなルーミィがんばってる
・イイナニクヤクヨ
パステル(Withギャミラ像)「これ(宝石)があれば……」
・キットン、アスダフがメルのこと好きだと予想するあたりやっぱり鋭い
・舞台上でのトラップの身のこなしが鮮やかで痛快!
・狂ったアスダフ
・クアーティ、シンプルにこわい
・メルさん美人
・ノルううううううううううううう(嬉し涙)
・新装版5巻の書き下ろしストーリーはノル。洋裁もできちゃうしおしゃれへのこだわり強いノルのポテンシャルすごい
・新装版6巻の書き下ろしストーリーはトラップ。トラップの災難によって、クレイがトラップ化する


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